日々思ふこと(教育改革編)

教育に関して綴って参ります

PTAはボランティア、任意という当たり前のこと

| 7件のコメント

PTAをまるで敵視をしているような保護者たちは、PTAの任意性を口にすることが多いと思っています。
私自身はPTA本部に関わっての6年間で、入会退会に関しては自由であり任意であることを必ず新入生の準備保護者会においてPTA会長としての立場で説明を申し上げ、入学式にて行う入会意思の確認でぜひ皆さんの参加をお願いいたしますと言っていました。
(過去形になったのは今は単Pの平会員となったからです)

そして会長としての4年間、入会、退会に関しての質問がでなかったのは、皆さんが大人であったからだと思っていますが、結論から申し上げますと間違いなく「回ってこないなら役なんかやりたくない」というのが大勢を占めているのが現状だと感じています。
誰もがボランティア精神にあふれ、子供たちの教育環境整備のために教育委員会や学校と話をし、PTAイベントを計画する・・・そんな人ばかりであればなんの苦労もしません。
私でさえ保護者として何をすればいいのかというのが上の子の一年次にはわかっていませんでしたが、途中でバザーのお手伝い募集から親父の会への参加を経て、なるほどPTA本部というのがわからなければ、わかるようにしてしまえばいいのだと感じたからこそ本部活動へと入っていったのだと思っています。

はっきり書きますが、私のような奇特な保護者というのは数が少ないと思っています。
たまに政治家になるために、有名になるために、将来を考えて自分の有利とするためになどと私利のためになる方もいらっしゃいますが、私はどれも興味はありません。
ただ単に子供たちがいる学校、区などに話をするにあたり、どこがベターなのかと考えた時に、結果としてPTA本部があり、それがまた学校への協力・・・ひいては子供たちの活動への手伝いとなることからやってきただけのことでしかありません。

ところがどこぞのPTA役員をやっていた人でPTAを退会して再活用とやらを訴えている人がいますが、どうやってみてもきれいごとを並べているようにしか考えられません。
なぜなら「自分がこうなのだから保護者はこうあるべきだ」というものにしか捉えられないからです。
人はそれぞれにおいて事情や環境が異なるわけで、奇特な人のボランティアに頼っていては、保護者のコミュニティがなりたたないからです。

私が会長時代によく言っていたのは、PTAがいらないという人が多いのであれば、そんな組織は私が終わりにしますというものでした。
葛飾小学校では卒業生が会長になることが多く、学校への愛情というのがありました。
たぶん私が葛飾小学校に感じているもの以上の感情があるのだと思っています。

そして数代続いていた卒業生会長ではなく、北海道出身の田舎モノが子供がお世話になっているからと会長を引き受けさせていただいたのですが、そりゃもう最初は「あんな過激な奴で大丈夫か?」と先輩たちも心配されたそうです。
その一つが「いらない組織なら私が幕を引く」というもので、一部の先輩は本気で心配されていたのではないかと思っています。

これも一年に数度書くことですが、役員会は私のときまでは金曜日の14時からとしていましたが、今後の会長がサラリーマンになるかもしれないことや、仕事を持っている女性が多くなってきていることから、平日の夜や土曜日の授業終了後に行う可能性に対して言っていました。
もちろん先生方にはご負担をいただくわけですが、学校運営を考える校長とその一部をお手伝いするべきPTAが会する場所というものが必要ですから、覚悟はしておいてくださいとあちらこちらでは申し上げました。
(無論それがどこまで本気だったのか先生方には伝わっていないかもしれませんが)

無理な運営をすればPTAなどというのは当然ながら続くものではないとずっと考えていましたから、月一度の役員会をまずは三ヶ月に二回(イベント前)にする案なども上げましたが、それは私が会長をやめたことによって次の代に引き継がれることになりました。
引き継いで実行していただけるかは次の会長にかかっているわけですが、今のところ周年のことでそちらの話は全く出ていないようです。

PTAは全くの無償ボランティアでしかありません。
保護者という共通点を持ったコミュニティであり、私はなるべく全員が参加していくべきものであると考えています。
それはなぜかと申し上げると、同じ学校の同じ時間にそこにいたからであって、その偶然をむしろ喜んで教授すべきだと思っているからです。
PTAの任意性を訴えるのも結構なのですが、全く保護者としての啓蒙もしないで、今の保護者に対して任意だとやってしまえばどうなるか・・・、それは無責任に任意だ!と「だけ」やる人がでてくることから危険であると思っています。

そしてもう一つ。
PTAをきっかけにして無償ボランティアに参加するきっかけを持ったり、ボランティアの意義に目覚める方が意外に多くいらっしゃいます。
PTAという入り口がなければ、実はそちらにも興味さえしめさない人が多くなるのは当たり前のことだと思います。
ただし、ほとんどのボランティアの面子が変わらないというのも問題で、もっとボランティアの活性化であったり人材の発掘をするべきだとも思います。

さて、最初に戻りますが、PTAはボランティアであり任意であることですが、いままでつらつら書き綴ってきたような理由により、いきなりの任意性を申し上げてもただ破壊されるものではないかと考えています。
事実としてPTAを解散して保護者のコミュニティがなくなった学校が、数年後に親の会というものを作っていたり、ボランティアを集めるのに苦労をしているのを見ることがあります。

結局、言うだけ勝手で啓蒙もせず、ただ任意ということは無責任だとしか考えられません。
まして私たちの親のボランティアに対する意識と、現在の親のボランティアに対する意識は違うように感じますし、社会環境も異なってきています。
また教育内容も自由とだけいって「義務」を無視した教え方をしているように感じます。

そんな世代に公共性や任意性を今すぐ訴えれば「面倒なものはやらない」という結論がでるのは目に見えています。

7件のコメント

  1. はじめまして、コメントさせて頂きます。
    私はPTAを敵視していません。
    しかし、周りの親のほとんどが任意である事を知らないので
    知って欲しくて良く口にしています。
    それは、PTAはボランティア、任意という当たり前のことが
    当たり前に認識されずに、
    「PTAは強制加入。親が果たさなければならない義務(←これはボランティアとは言いません)」だと
    勘違いしている人が多い現状が、PTAの問題(又は被害)を
    生み出す大きな原因となっているからです。

    私の考えをすべてをここに書くのは字数的に不可能なので
    ほとんど同じ考えを書いてあるサイト
    「PTAについて深く考えてみた」をご紹介します。
    私もこのサイトの方と同じように考えPTAを退会した者です。
    こんな思いもあるのだと知っていただければ幸いです。

  2. からさん>
    コメントありがとうございます。

    せっかくですからはっきり書きますが、こういう考え方の保護者が集まれば当然ながらいろいろな協力の方法が模索できますが、残念ながらこれだけ成熟した考えばかりの保護者ではないというのがこの何年も関わってきた中で理解していることと、もう一つは関わり方を一本化して単Pで「楽しい活動」をめざす方向もあるのだということ、そして一本化することによって保護者にとってわかりやすかかわりを提供することが私が会長をしていた四年間の考え方でした。

    単純に意見として紹介されたホームページは理解できますが、そこまで深く考えて意見をされる方はごくごく少数でしかないことが経験上ありますし、そうした退会をされた方と全く同じ手法で(つまりは受け売りで)他校にてやめようとされた方がいらっしゃったこともあり、一概にどれが正解ともいえないのが本当のところだと思っています。

    もちろん単Pのやりかたにもいろいろあると思います。
    本校においては保護者のイベントの最後に「お時間がある方は○○の片づけがありますのでお手伝いください」とやるようにしました。
    それまでは担当の委員会と本部だけがやっていたのですが、それは違うと本部で声をかけてみようということで、私が言うようにしましたが、お手伝いをいただける方が少数ながらもいるのは事実です。
    そして保護者がやって楽しい、感動した!といえるものがあれば、それはそれでよい方向なのではないかと思っています。

  3. あら、私が今日つぶやいた内容と被ってる!ちょうど#PTAで「入会は任意」って執拗に書き込みがあって、地域差があるよ〜と思ったのです。

    今年から葛飾小ではいろんな形でのボラが始まったらしいね。「草むしりする」「金管バンドの指導ができる」とか。こういうスタイルは保護者にとってもいいな!と思いました。そしてその上でいろんな人の動きをコントロールするコーディネーターや本部がいれば、うちの隣の学校みたいにはならないかと(苦笑)

  4. アクアさん>
    昨年度後半に役員さんたちででたアイディアです。
    こうやって関わってくれる人たちに感謝をしています。
    私は本部を抜けましたが、できるときにできることをやれば、それで成り立つのではないかと思っています。

    本部はあくまでも「介在」するだけで、実は今年度ゴルフコンペをやろうとしていたのですが、残念ながら私が抜けたのでしばらく延期か、他の方に託そうと思っています。

  5. 初めて投稿いたします。私は昨年まで元役員です。
    PTAは必要かどうか?と言われれば、程度の差こそあれほとんどの保護者はあっていい組織であろうと思うんですね。 但しご指摘のとおり進んで役員をやる方は非常に少ないです。
    これはなにを意味しているか?自分がそこまでやって組織を維持するほど価値のある組織ではないと思う保護者が多数だということなんじゃないですかね。
    ご自身が体験されてその意義が高いことは分かりますが、それを理解しない保護者がいたとしてもその方の自由ですし、何かそれを理解することが保護者としての責任だとお考えのようですが思い込みではないですか?

    無責任という表現がありましたが、なにか保護者は義務でも負っているかのようですね。PTAに対しては保護者はもともと何の責任もありません。会の趣旨に賛同して会員となった場合に会員としての権利を有し義務を負うだけですよ。
    世の中にあるいろいろなサークルや集団、組織と同様、PTAも学校とは別の外部団体に過ぎません。
    入退会が自由な任意の組織とはそういう意味ではないのですか?
    何か深い思い入れからPTAが保護者全員が関わるべき特別な組織と勘違いされてはいませんでしょうか?
    社会的に意義の高いPTAの活動ならなぜ法的に強制しないのでしょう?
    ボランティアって法律にもともとなじまないですし、しかも個人の自由意思に反して強要すれば人権問題ともなりますから法律でどうのこうのはありません。

    あなた様がお考えなのは保護者としての道義的責任のほうですよね?

    保護者が子供に対して子供のためにどうすべきかの責任と理解してますが、それは必ずしもPTAという組織を通じて達成しなければならないものとは限りませんので、その結果PTAにとって意にそぐわなくても仕方ありません。
    従いまして上述のとおりPTAに対しては、保護者は何の法的責任も道義的責任もありません。

    但しあなた様が懸念しているとおり、いまだPTAの高い意義について知らない無関心である保護者に対して啓蒙していくことが絶対必要です。ここで手を抜いて必要な啓発をせず、脅かしや嘘などで強制入会なんて安易な方法を採る学校が多いですが、年会費を集めるだけの表面的な集金組織の維持なんて簡単です。
    入会退会を通じてその組織が常に保護者の評価にさらされて、真のボランティア集団たる組織の支持を得ることが重要なのです。

  6. 退会予定の保護者さん>
    私の書いてあるなににそこまで突っ込んでいるのかわかりませんが、私は少なくとも関わってきた学校のPTAというものは、保護者がなるべく全員参加して自分の子供だけではなく、自分の子供に関わる子供、ひいては学校のことを考えて参加していただきたいと申し上げました。
    また保護者の集団とは安全をそれぞれが補完し担保するものであるとも申し上げました。
    それは個々ではなかなか成しえないことであると考えています。

    なぜかと申し上げると、結局は消極的に地域と関わる方が当初は多くなってしまうことが考えられます。
    そして保護者は子供を育てる義務を負っております。
    子供が育つ環境を作ること、学ぶ環境を作ること、その中には仲間であったり学校であったりというものが間違いなく含まれます。

    その連携を取る手段の一つとしてPTAというのがあるのではないかと思っているわけで、連携も必要ない、保護者の子供に対する義務は「自分の子供だけでいい」という人が本気で多いのであれば解散することさえ考えて会長をさせていただきました。

    無責任とはそうした自分の子供にさえ義務を感じない保護者のことをさしているわけで、そうした人がいることもまた事実です。
    そして理解しない人がいたとして、その人が「自分の子供にさえ義務を感じない」のであれば、やむを得ないと考えています。
    事実、子供会の時にはそういう親がおりましたし、PTAにも当初参加をしておりませんでした。
    本気で参加などしたくないとおっしゃる方を強制したことはただの一度もありません。

    > その結果PTAにとって意にそぐわなくても仕方ありません。
    これは全てがそうではないと思っています。
    仮にあなたとあなたのお子さんにとってはいいと思われることでも、他の子供の多くやや保護者の多くにとっては良いと思われないことを進めることは得策ではありませんし、そうした時に相談を受ける場所であったり保護者の中でのとりまとめをする手段としてのPTAがあれば便利であると考えます。

    あなたがどういう考えで今まで役員をされてきたのは私にはこの文章から全く読み取ることができませんので、その部分については言及をいたしませんが、退会予定ということはそこ(PTA)でなくてもできうる自分の子供に対する保護者としての活動をするということなのか、それともPTAという(退会する方が良く言う)強制をする団体に愛想を尽かしたのかわかりませんが、何らかの理由でおやめになるのではないかと思っております。
    (PTAに対しての考え方がきついと感じますので)

    少なくとも私は啓蒙活動をし、「これだったらできる」というものを増やして行きながら、極度の負担を減らすようにしていきました。
    (おかげで一部から「負担軽減を言い過ぎる」といわれました)
    だからこそ保護者の中での仲間もできていきましたし、女性の方でもご協力を多くいただける方も出てまいりました。
    それも一つの評価なのだと理解しております。

  7. もっと自由で良いんじゃないですかね。自は分PTAの活動がほぼ0な地域で育ちましたが特に問題はなかったですよ。ちゃんと任意加入であることを保護者に説明してその上で参加してもらえばわだかまりも少ないでしょう。参加者が少ないなら少ないなりの活動をすればいいだけです。

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