日々思ふこと(教育改革編)

まず第一段階

by damian on 1月.14, 2010, under 教育

東京都教委:小中学校の土曜授業容認 月2回上限、市区町村に通知へ

東京都教育委員会は、小中学校の土曜日の授業実施を月2回を上限に認めることを決めた。新学習指導要領の全面実施に向け、授業時間の確保と学力の定着を図ることが目的。14日に都内の市区町村教育委員会に通知する。

土曜日の授業については、学校週5日制の趣旨に反しないようにするため、「公開」を条件とし、家庭や地域との連携を確保するという。都道府県レベルの教育委員会が土曜日の授業実施について市区町村教委に通知を出すのは異例という。実際に土曜授業をするかは市区町村教委や各校の判断という。文部科学省は「学校週5日制の理念に反するものではないと理解している」としている。

教育の「ゆとり」を重視するため、02年4月に学校週5日制が完全実施され、小中学校で土曜日は原則休業となった。しかし、カリキュラムが過密化した平日に、補習や学校行事の準備をこなすことが困難になりつつあり、土曜日に補習などを行う小中学校が増えているのが実情だ。

また小学校では11年度に、中学校では12年度に新学習指導要領が全面実施されるのに伴い、授業時数が大幅に増加する。このため平日だけの時間割で教育課程を終えることがさらに難しくなるとの懸念が教育現場で広がっており、都教委は対応を検討していた。【真野森作、市川明代】

馬鹿みたいな夏休み縮減に反対をしてから、やっと・・・やっと第一段階にたどりついた。

葛飾区教育長である山崎氏は夏休み縮減では平行線であったが、土曜授業復活に関しては同じ意見であったことを存じていた。
本当に生きるための知識を得るため、ゆとりをもった教育をするというのであれば、時間にゆとりを持たせてはいけないとさんざん申し上げてきた。
時間のゆとりと生活のゆとりは一致するものではない。

まずは第一弾。
これで終わりにするつもりはなく、土曜日の全てを使うことができるようにしなければならない。

ただしそれによって休日が減るかもしれない教諭へのケアを忘れてはならず、私は前から申し上げている夏季休暇中の連続休暇のシフト制などを考える必要がある。
労働時間だけが増えて、負担だけが増すというのは誤りである。

葛飾区は新しい物好き(前青木区長という噂もあるが)なのであるから、この4月から土曜日の隔週授業を復活させるべきだ。
子供たちの知識への担保をするのであれば早ければ早いほどいい。
このことに関しては、余程のことではない限り諸手で賛成させていただく。

6 comments for this entry:
  1. Pっと、Tのしく、Aつまろう

    日本の未来を担う子ども達に関わる優先項目。
    校長とは学校運営での矛盾の話はしていますが、
    新年の行事や、周年実行委員長決定等もあり、
    東京都の発表についてはまだ話が出来ていません。

    ところで、校旗ですが、新調されていました。
    特にPに話が無かった所を見ると、公費です。
    でも周年に絡んでの予算かもしれません。
    まだ、見せてもらっていませんが。。。

  2. damian

    Pっと、Tのしく、Aつまろうさん>
    唯一こわいのは葛飾区は「日本で一番最初にやった」とかってのが好きなところなので、それだけを優先させるようなことはやめていただきたいと思っています。

    夏季休暇時の教職員の連続休暇の消化率など、きちんと教職員への補償も必要だと思っていますので、そちらの議論も必要になってきます。

    校旗は新調されていたのですね。
    かなり高いものですから、なかなかたいへんなことだと思います。
    ちなみに現役としてもPTAから3万円を出費することにし、個人の寄付も別途受け付けることといたしました。

  3. miyurinn

    現状、いや、夏休みを減らす前から授業時間が多かった葛飾区で、さらに授業時間を増やす必要があるでしょうか?
    どこまで増やせば、全国平均くらいの学力がつく、という目処でもあるのでしょうか?

    また、他の地域と休みが異なるということは、区外で習い事や活動をしている子などへの影響はどう考えられますか?

    現在、娘は土曜日も授業のある学校に通っていますが
    小学校時代と比べて、レジャーは言うに及ばす、博物館や美術館に行く機会は激減しました。
    だからといって、土曜日を休みにして週4日7時間授業というのも辛いですから、悩むところです。(学校も保護者も悩んでいます)
    娘の学校の場合、年に何回かは、学校行事として芸術観賞や博物館見学、なぜか動物園行き(遠足ではなく)はありますが…。

    別に行くだけなら、せっせと日曜や祝祭日に行けばいいと言われるかもしれませんが、やはり時間的なゆとりがないと行動に移せません。

    前から言っていることですが、まずは「授業の効率を上げる」、「家庭学習の習慣を育てる」だと思います。
    実際、葛飾区より授業時間の短い地域でも、学力調査でいい成績をあげているところはたくさんあるのですから、子どもの学力向上=授業時間を増やす、ではないことは明らかです。

    秋田県式家庭学習ノート―勉強グセと創造力が身につく
    という本を読まれたことがありますか?
    (アマゾンで検索してみてください)
    すごいです。
    東大生のノート(選ばれし者という意味)が霞むくらい素晴らしい、「普通の子」のノートです。
    葛飾区の子どもに出来ないのはなぜでしょう?

  4. damian

    miyurinnさん>
    私は平行して夏休みを元に戻すべしだと考えています。

    遅かれ早かれ土曜授業になるのは間違いないでしょうし、これは考え方の違いかもしれませんが、今の日本人は休みすぎているくらいだとも思っています。
    むしろ連続休暇を取る必要があるため、業務体系や勤務時間を見直した方がいいとさえ思っています。

    そして授業効率と家庭学習という部分はわかります。
    ですが残念ながら公立学校で(一部の地域を除き)これを言っていても家庭学習の効率に関しての保護者の理解がないためと、この先の学習要領による学習理解度が下がることを考えれば、授業時間数を増やすのは必要なことではないかと思っています。
    土曜日がなければ間違いなく平日7時間授業となり、それこそ平日の子供遊びが全くできないことになると考えます。

    秋田県式〜というのは読んだことはありませんが、秋田県教育委員会の方を含めいろいろと話をしている中でその話しがでてきて存じてはおります。
    できないのは・・・という部分ですが、単純に教育委員会がそういう方向について現場が学習せず、各指導室が実質的に教育に対する監督を行っているからです。
    そういうところから見直しをしなければ、「葛飾区の」ではなく「東京都の」子供たちにはできないということになります。

    残念ながら特に学習ができない子供については、多くの反復が必要となりますから、当然ながらその時間を多く取らねばなりません。
    そこでできる子供をこぼさないようにする・・・普通の公立学校では両方を考えなければなりませんから、最低を担保する必要があると考えています。

    そして「増やせば全国〜」とは思ってもいません。
    ただし繰り返しますが反復学習と訓練のための時間を担保しなければ、新しい学習要領となった時に、より落ちこぼれる子供が増えるであろうと予想しています。

  5. miyurinn

    damian さん>

    夏休みを元に戻すのはいいですね。

    うちの娘が補導されそうになる期間が減るわ。
    ってのはおいておいて…

    A+B+C+D=24

    とします。
    24は誰にでも公平に与えられた1日の時間。
    Aは学校における全体教育の時間
    Bは各自の各自による各自の能力を伸ばす時間
    Cはdamianさんを尊重して別枠に一定時間確保したサッカー・タイム
    Dは睡眠とか食事とかの時間
    です。

    Aが増えればBとDが減ります。
    (ここはdamianのブログなので、Cは減らしません:笑)
    となると、一人一人を伸ばすには
    Aをいかに効果的な時間にするかにかかってきます。

    私は「繰り返し学習」は、繰り返しの回数が
    個人ベースなので、Bに入れるべきだと思いますが
    それをAに入れる場合、
    ・1回やれば出来る子
    ・10回やれば出来る子
    ・100回やって、なんとか…
    が混在するクラスでは、繰り返し回数を何回に設定するのでしょうね?

    ただ、授業時間を増やすかどうか、ではなく
    「何をどうするためにこれだけの時間が足りない。
    よって、何回の土曜日に何コマふやします。」
    「増やすコマ数の根拠は、夏休み縮減による
    学力向上から割り出した数値です」
    というのを明確に示して欲しいですね。

    Twitterでフォローさせていただきました。
    あちらでのハンドルはTakaneMiyukiです。

  6. damian

    miyurinnさん>

    すいません、ばっさり書きます。
    個人差を当初から想定していては進むことができません。

    そのために習熟度というものがあると思いますし、そこに方策を見出さなければならないと思っています。
    そしてできる子はより伸ばす、できないこは底上げをするためにも、まずは最低限の補償が必要であると考えます。

    ですので「今」具体的数値を上げよという議論はできませんが、少なくとも私は自分達の時代くらいに戻すべきだと思っておりますので、miyurinnさんとの時間に対するベースが異なっていると思っています。

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